キミに伝えたい愛がある。
午後12時の鐘が鳴り、私は1階の飲食スペースに移動した。


お年寄りの方や小、中学生、もちろん受験生らしき人もいる。


私はその中に紛れるようにしてお弁当を食べ進めた。


祖母から作り方を教わり、初めて作った玉子焼きは若干焦げているし、形もいびつ。


美味しそうには見えない。


だからといって食べないで捨てるなんてことも出来ないので、一口食べてみる。


うん、まあまあだな。


やっぱり祖母はすごい。


毎日欠かさず3食作ってくれてかつ美味しいんだもん。


本当に感謝しかない。


私ももっともっと頑張って美味しいお弁当を作ろう。


そう誓ったのだった。



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