副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
東山さんからのメールは、開く気にもなれなかった。
一通だけ、母からのメールが混じっていた。
普段、メールを送るのは私ばかりで、よっぽどのことがない限り、母からくることはなかった。
だから、よくないことかと思って、急いで開いた。
『美鈴。会社を休んでるんだって?聞いたよ。何かあったのなら、いつでも話を聞くからね」
なんで私が休んでいることを知ってるんだろう?
とりあえず、メールを返すことにした。
『心配かけちゃってごめんね。体調は、なんともないから。ちょっとね、疲れが溜まっちゃって。有休を取って、羽を伸ばしているよ。数日したら帰るつもりなの。またそっちにも、顔を出しに行くからね。話を聞いてね』
一通だけ、母からのメールが混じっていた。
普段、メールを送るのは私ばかりで、よっぽどのことがない限り、母からくることはなかった。
だから、よくないことかと思って、急いで開いた。
『美鈴。会社を休んでるんだって?聞いたよ。何かあったのなら、いつでも話を聞くからね」
なんで私が休んでいることを知ってるんだろう?
とりあえず、メールを返すことにした。
『心配かけちゃってごめんね。体調は、なんともないから。ちょっとね、疲れが溜まっちゃって。有休を取って、羽を伸ばしているよ。数日したら帰るつもりなの。またそっちにも、顔を出しに行くからね。話を聞いてね』