副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
通話を終えるとすぐさま、着信音がなった。
篠原さんからだ。
「もしもし」
「美鈴ちゃん!よかった。連絡がついた」
篠原さんが安堵したのが伝わってきた。
「す、すみません。心配おかけして……母にも連絡してくれたようで……」
「ああ、勝手にごめん。
幸せいっぱいになっていていいはずの美鈴ちゃんが、ここのところずっと塞ぎ込んでたのが、気になっててね」
「篠原さんには嘘がつけませんね。意外と鋭いですね」
「意外は余分だよ。それより、東山さんと何かあったのか?」
「……はい」
「よかったら、話を聞くぞ。
仕事を辞めたい理由が東山さんと言うなら、そんなのおかしすぎるだろ。せっかく美鈴ちゃんが頑張ってきたのに」
「すみません」
篠原さんからだ。
「もしもし」
「美鈴ちゃん!よかった。連絡がついた」
篠原さんが安堵したのが伝わってきた。
「す、すみません。心配おかけして……母にも連絡してくれたようで……」
「ああ、勝手にごめん。
幸せいっぱいになっていていいはずの美鈴ちゃんが、ここのところずっと塞ぎ込んでたのが、気になっててね」
「篠原さんには嘘がつけませんね。意外と鋭いですね」
「意外は余分だよ。それより、東山さんと何かあったのか?」
「……はい」
「よかったら、話を聞くぞ。
仕事を辞めたい理由が東山さんと言うなら、そんなのおかしすぎるだろ。せっかく美鈴ちゃんが頑張ってきたのに」
「すみません」