副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
そして迎えた当日。
啓太さんと一緒に、最寄り駅まで母を迎えにいった。

「久しぶりに東京へ来たわ。美鈴はこんな都会に住んでいるのね」

「そうだよ。ここでの生活にも慣れてきた。
さあ、このままうちへ案内するね」

本当は、東京駅まで迎えにいくことを申し出たものの、母に断られてしまい、結局最寄り駅までということになった。








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