副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
「いいだろ?似合いそうだ。サイズ合わせがしたいから、ちょっと着てみてよ」
「……わかりました」
多少戸惑ったものの、更衣室で着替えをした。
9月に入ったばかりだし、羽織るものは用意しなくてもよさそうだ。
篠原さんの元にもどると、満足そうな顔をされた。
「さすが、美鈴ちゃん!すごく似合ってるよ。あとは、これね」
パールのネックレスとピアスを渡された。
「ドレスとアクセサリーは、そのままプレゼントだから。今後もパーティーに同行してもらうことになるだろうから、制服のようなものとして、少しずつそろえてもらう。会社からの支給ってことになるから」
「こんな高価なものを?」
「いいの。片山さんもそうしてたからね。それに、美鈴ちゃんはうちの会社の裏ボスなんだから、これぐらい用意しておかないとね」
「それは、どうとらえたらよいのでしょうか?褒められてるのか、いじられてるのか……」
「褒めてるに決まってる。陽も美鈴ちゃんの存在のありがたさを認めてるし」
「ありがとうございます」
「……わかりました」
多少戸惑ったものの、更衣室で着替えをした。
9月に入ったばかりだし、羽織るものは用意しなくてもよさそうだ。
篠原さんの元にもどると、満足そうな顔をされた。
「さすが、美鈴ちゃん!すごく似合ってるよ。あとは、これね」
パールのネックレスとピアスを渡された。
「ドレスとアクセサリーは、そのままプレゼントだから。今後もパーティーに同行してもらうことになるだろうから、制服のようなものとして、少しずつそろえてもらう。会社からの支給ってことになるから」
「こんな高価なものを?」
「いいの。片山さんもそうしてたからね。それに、美鈴ちゃんはうちの会社の裏ボスなんだから、これぐらい用意しておかないとね」
「それは、どうとらえたらよいのでしょうか?褒められてるのか、いじられてるのか……」
「褒めてるに決まってる。陽も美鈴ちゃんの存在のありがたさを認めてるし」
「ありがとうございます」