探偵I(タンテイアイ)【第1巻】
今回の依頼内容が書かれた用紙を挟んだボードを見ながらゆっくりと歩いている探偵I。
「御依頼の田中 健児様の教室はどこかなー?」
昨日、お電話を頂いた時に健児くんの頭の中を少し覗かせてもらいましたよ。
私の頭の中で見えたものは、確かこの学校の五年二組でした。
二階に続く階段を上っている探偵I。
ああ、階段は息が切れる。
階段を上りきって右へ曲がると五年二組の教室が見えてくる。
ほっー、ここが五年二組の教室なんですね。