白い便箋を太陽に翳してみれば・・

だから学校でも、ウキウキしすぎて由美とかクラスの皆からチヤホヤされたっけ・・。
とにかく楽しみ！

その時、後残り二駅ってところで新着メッセージが届いた。
誰からだろう。
携帯を見てみる。
それは、流星からだった。

「花恵、ごめん。今日用事が出来て会えなくなった」
え・・うそ・・。
あんなに楽しみにしてたのに・・。
流星から今日会えないという連絡がきていた。
「用事なら仕方ないよ！」

それからすぐに、流星から返信がきた。
「ごめん。バイトがあるんだ」
流星、いつの間にバイト始めていたんだ。
知らなかった。
「うん。分かった！バイト頑張ってね！」

いつからバイト始めたの？
どこで働いてるの？
気になったけど、聞けなかった。
図々しい女だって思われたくなった。

あたしには、聞く勇気がなかったんだ。