白い便箋を太陽に翳してみれば・・
どうしてあたしを置いて消えてしまったの?
流星のいないこれからの生活は、あたしにいったいなんの意味があるんだろう。


家に帰った後も、あたしは何もする気にはなれなかった。
思い浮かぶのは、今日起こった出来事だけ・・。

あたしは、流星に捨てられたのかな。
その言葉が、あたしの頭の中を幾度となく交差する。

流星・・今どこにいるの?
もう、あたしのことなんてどうでもよくなったのかな・・。
流星に会いたいよ。
気がつくと、あたしの目からとめどなく涙が溢れ出した。
あたしは、これからどうすればいいの?

しばらくの間、あたしは泣き続けた。
そして、そのまま泣き疲れて眠りについた。

次の日は学校だったけど、あたしは休んだ。
そしてこの日、目が覚めた朝があたしの中で一番最悪の朝だった。

もしかしたら昨日起きたことは、悪い夢だったかもしない・・。
そう信じていたかったのに、現実はそうあまくはなかった。
それは、朝起きた自分の顔が物語っていた。
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