白い便箋を太陽に翳してみれば・・

あれから数日が経った。
あの日以来、あたしは流星の姿を見ていない。
もしかしたら今日は・・って淡い期待をしてみるけど流星は現れなかった。

今日もいつものように仕事が終わって、帰りの準備をしている時だった。

ブーーブーー

新着メッセージが届いていることに気付いた。
メールを見てみると、カズキからだった。
「よっ!花恵元気か?俺、今東京に遊びに来てんだよ。今日と明日までなんだけど久しぶりに会わねー?」

カズキが東京?!
いきなるすぎるカズキの誘いに、すごく驚いた。

「いーよー!明日仕事休みだし!」
それからカズキとは、明日の午後1時に近くのファミレスで会うことになった。

そして明日、カズキに流星のことを話そう・・。
あたしは、そう決めていた・・。
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