白い便箋を太陽に翳してみれば・・
「もしかして・・流星か・・?」

なんとなくアイツだって思った。
俺は、相手からの言葉を待った。
そして、少しの沈黙の後だった。

「・・あぁ・・」

アイツは、たった一言だけそう呟いた。
そして俺は、今まで溜まっていた想いが溢れ出した。

「今までどこに行ってたんだよ!勝手にどっか行きやがって・・。俺も花恵もずっとお前のこと探してたんだぞ!ふざけんなよ・・。3年も連絡一つよこさねぇーで今さら・・」

俺は、自分じゃ気づかないうちに涙が出ていた。

「・・今まで・・ごめん」
「もういいから・・。お前が無事だって分かったから安心した。ってかお前、今どこにいんだよ」
「東京にいる・・」
「ほんとか?花恵も今そっちにいるよ」
「あぁ・・知ってる・・」
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