白い便箋を太陽に翳してみれば・・
10 幸せの涙
今あたしの右手の薬指には、あの日流星からもらった指輪が光っている。
あれからあたしは家に帰った後、ずっと閉まっておいた指輪を取り出して、自分の右手の薬指にはめた。
それを優しくなぞる。
またこの指輪をはめられる日が来るなんて思ってもいなかった。
そしてあたしは、カズキに電話をした。
「もしもーし」
「カズキ?・・あのね、あたし流星とまたやり直すことが出来たよ」
「そっか!よかったじゃん!」
「ありがとう・・カズキ」
「ん?なんのこと?」
「ううん!なんでもないよ!」
カズキはわざと、とぼけているみたいだけど、それがカズキの優しさだってこと、ちゃんと分かってるから。
カズキらしいと言えばカズキらしいかな・・。
「幸せになれよ。お前ら、マジでお似合いだと思うからさ」
「言われなくてもそのつもりだよ!カズキありがとね!」
「おう!じゃあな!」
あれからあたしは家に帰った後、ずっと閉まっておいた指輪を取り出して、自分の右手の薬指にはめた。
それを優しくなぞる。
またこの指輪をはめられる日が来るなんて思ってもいなかった。
そしてあたしは、カズキに電話をした。
「もしもーし」
「カズキ?・・あのね、あたし流星とまたやり直すことが出来たよ」
「そっか!よかったじゃん!」
「ありがとう・・カズキ」
「ん?なんのこと?」
「ううん!なんでもないよ!」
カズキはわざと、とぼけているみたいだけど、それがカズキの優しさだってこと、ちゃんと分かってるから。
カズキらしいと言えばカズキらしいかな・・。
「幸せになれよ。お前ら、マジでお似合いだと思うからさ」
「言われなくてもそのつもりだよ!カズキありがとね!」
「おう!じゃあな!」