白い便箋を太陽に翳してみれば・・

だけど、そんなあたし達にも休みが出来た。
前々から二人で計画していたカズキ達に会うこと・・。

あたし達は、この休みでカズキ達に会いに行くことにした。
でも、流星は工事現場の仕事があるから、夜までには帰らなくちゃいけないんだけどね・・。
そして、あたし達は新幹線に乗り込んだ。

「カズキがお父さんってなんかすごいよね」
「俺、全然想像つかねーや」
「でも、いいお父さんになりそうだね」
「そうだな」

新幹線に乗って、あたし達は地元に着いた。
「おーーい！二人ともこっちこっち！」
そう言って、カズキが手を振っている。

「お前、いつの間に免許取ったの？」
そこには、カズキの車が停まっていた。

黒色の車高が低いピカピカの車。
なんだかカズキらしいな。
「そ！まだ新品！ささ、二人とも早く乗れって！」
そして、あたし達はカズキの車に乗り込んだ。
「ほんとだ・・。新品の匂いがする」