白い便箋を太陽に翳してみれば・・
「流星・・愛してる・・」

あたしは、流星にキスを落とす。

自然に零れ落ちてくる涙。


ピーーーーー・・


それは、

世界で一番、悲しい音だった。


あたしは、流星を抱きしめてひたすら泣いた。
まだ、流星の体はほんのり温かくて。

あたしは、胸が苦しくなった。
流星・・?

どうしてまた、あたしを一人にさせるの・・?

イヤだよ・・。
もう一人はイヤ・・。
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