白い便箋を太陽に翳してみれば・・
埋めた場所は、確か大きな滑り台の下に埋めたはず。
俺は近くにあった石で土を掘った。

確か俺は、流星に向けて手紙を書いた記憶がある。
まだ小学生だった俺は、流星に向けて手紙を書くことしか思いつかなかったんだ。
今思えば、手紙なんてすげー恥ずかしいけど・・。

しばらく掘っているうちに、

カチャン・・

石か何か硬い物に当たった。

えっ?

確か俺は手紙を入れたはずなのに・・。

俺は必死で掘り返した。

・・・。

・・うそ・・だろ・・?

そこには、手紙とカセットが入っていた。
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