白い便箋を太陽に翳してみれば・・
そして、大切な宝物に

こう言うんだ。

「生まれてきてくれてありがとう」

って・・。



あたし達は、沢山遠回りをしてきました。
だけど、その分あたし達にとって、とても大切なものを得ることができました。

誰よりも優しくて、太陽のように笑う流星だけど、その分心の奥深くにある闇は、あたしには計り知れないもので・・。
どこか不器用な流星は、自分のことよりも相手を優先に考えていて。

いつも自分のことは後回し。
あなたは、そんな人でした。

そんな流星に、あたしは恋に落ちて、流星はこんなあたしを見つけてくれた。
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