白い便箋を太陽に翳してみれば・・
そして、メールや電話をするたびに、俺は胸が高鳴って花恵のことが好きなんだと実感した。

こんな気持ちは初めてだった。
今度、花恵に会う時に告白しよう。
そう決めていたくらいだったから・・。

花恵に会うのは、初めて駅で会った時以来。
めちゃくちゃ嬉しかったけど、その分やばいくらいに心臓も爆発しそうなほど緊張もしていた。

そして、二人で近くの公園に行った。
座ったベンチには、友達としての間が空いていて、それがなんだか悔しかった。
どことなく、あどけない表情で笑う花恵だったけど、やっぱりどこか辛そうで。
たまに顔を歪ませる花恵を見ていて、俺は胸が苦しくなった。

そして、俺は花恵から全てを聞いたんだ。
家のこと、元カレのこと、タバコ、お酒、今の自分に苦しんでいること・・。
花恵の全てを知ったんだ。
泣いて俺に全てを話してくれた花恵を見て、初めて愛しいと感じた。
そして、花恵に俺の気持ちを打ち明けたんだ。
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