白い便箋を太陽に翳してみれば・・
カズキの隣にいる男の人。
背がとても高い。
多分・・180cmはあると思う。
首にはネックレスをしていて、髪の毛は黒めの茶髪。
私服で、とてもオシャレな人。

二重の大きな綺麗な瞳がとても印象的だった。
その人は、カズキと何か話をしている。
たまに笑ったりする笑顔がなんだか幼く見えた。

そしてあたしは、タバコに火をつけた。
するとさっきまで話していたカズキが、
「おい皆!紹介したい奴がいんだ!俺の1コ上なんだけど流星!ちっさい時から俺ら仲いいんだよなぁ~」
と、言うカズキは流星っていう人の肩を組んでニコニコ笑っている。
「北澤 流星です」
と、軽く頭を下げた流星先輩。

この人が流星先輩かぁ。
遊び仲間の皆が、
「よろしく~」
「流星くんかっこいい~」
など、口々に言って歓迎していた。
< 33 / 350 >

この作品をシェア

pagetop