白い便箋を太陽に翳してみれば・・
初めて初対面の人とこんなに喋った気がする・・。
あれからあたし達は、何気ない会話をしながら流星に送ってもらった。
そして連絡先を二人で交換した。


それからあたし達は、毎日連絡を取るようになった。
「おはよ!」
「おはよ!」
「さっき石につまづいて転んじゃったーー(笑)」
「バーカ。花恵ドジだな(笑)」
こんな何気ない会話だけど、すっごく楽しくて落ち着く。

そして、いつからか流星からくるメールを待つようになっている自分がいた。
自分に楽しみができたんだ。
前までの自分には、全く考えれなかった。
希望も何もなくて、ただ毎日だらしなく生活しているあたしだったけど、こんな自分にも1つの明かりが見えたような気がした。


今日も流星からのメールを待っていたら、
ブーーブーー
新着メッセージがきているのに気づいた。
急いで携帯を見てみると、予想もしていない人からメールがきていた。
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