白い便箋を太陽に翳してみれば・・
「ごめん急に誘ったりして・・」
「ううん。全然大丈夫」
「なんか急に花恵の顔が見たくなったからさ・・」
「え・・?」
突然そんなことを言う流星。
「近くの公園行かない?」
「うん!」
あたしは、そのまま流星の後に着いて行く。
着いた公園には、もう時間が遅いからなのかあたし達二人以外、誰もいなかった。
近くのベンチに座る。
そこには当然だけど、友達とした関係の隙間があった。
その隙間になんだか胸が痛んだ。
まただ・・。
この感情。
そこでようやく気付いたんだ。
あたしは、流星が好きということに・・。