白い便箋を太陽に翳してみれば・・
お酒は、最近飲まなくなった。
タバコも前より吸わなくなった。
でも、タバコはお酒と違って思うように辞められなかった。
どうしても我慢出来ない時は、1本は吸ってしまう。

でも、そんなあたしでも流星はいつだってあたしの傍にいてくれた。
タバコは体に悪いからと言って、流星はタバコの代わりにアメとかジュースを買ってきてくれた。

どんな時でも、「大丈夫。絶対辞められるから」「一緒に頑張ろう」
流星は、いつもあたしを励ましてくれたんだ。

そして流星は、やっぱりすごくモテるから何回かメールとかで告白されているのを見たことがあった。
あたしが不安になっている時、それを見透かしたように、
「心配すんな。俺はどこにも行かないから。お前の傍にいる」
そう言ってくれたんだ。


流星に出逢ってから、あたしは変わった。
少しずつ、本当の自分を取り戻せていってる気がするんだ。
< 60 / 350 >

この作品をシェア

pagetop