白い便箋を太陽に翳してみれば・・
駅の仲間とは、集まっているけど、もうお酒とタバコには手を出さないようになっていた。
有理は、あたしの変わりようにびっくりしていたけど、
「あたしもそろそろ禁煙しようかなぁ~」なんて言っている。

なんだか、その言葉を聞くと自分でも嬉しくなってくる。

カズキとかは相変わらずだけど、今でも仲がいい。
特に流星とは、小さい時から親しいらしく、よく二人でバカばっかしている。
要するに流星とカズキは、親友ってとこかな!

なんだか、そんな何気ない毎日だけど、今ではその何気ない毎日が楽しく感じる。
親友の美香には、彼氏が出来たと伝えると、最初こそびっくりしていたけど、
「お幸せに!そしておめでとう!」って祝福してくれた。

まだ将来の夢とかは決まっていないけど、前まで暗かった未来が、だんだん明るくなってきている気がするんだ。

それが、ただただ嬉しかった。

そんなあたしは、

過去に振り返らずに、

新しい未来に動き出したんだーー。
< 61 / 350 >

この作品をシェア

pagetop