白い便箋を太陽に翳してみれば・・
じゃがいも少し大きく切り過ぎちゃったけど、大丈夫かな?
・・・あ!
もうお肉入れなきゃ・・!


そんなこんなで色々大変だったけど、なんとか全部完成した。
何度も味見したから大丈夫だよね・・?

それからあたしは、完成した料理をテーブルの上に運んだ。
テーブルを見るなり流星は、目を大きく見開いて完成した料理を見ている。
「これ・・全部花恵が作ったの?」
「うん。美味しく出来たかは分からないけど・・」
「ぜってーうまいよ!マジで花恵すげーな。食べていい?」
「うん。いいよ!」

流星は、目をキラキラ輝かせている。
まるで小さな男の子のようで、なんだか可愛かった。
「いただきます」
「どうぞ」

流星が、唐揚げをほお張る。
あーーやばい。
緊張してきた。
味、大丈夫かな・・?
ちゃんと火通ってるよね・・?
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