白い便箋を太陽に翳してみれば・・
それは、お揃いのペアリング。
胸が熱くなって、涙が零れ落ちた。
「ありがとう、流星。最高のクリスマスプレゼントだよ・・」
「花恵いつもありがとな。これ、俺達の証」

指輪の周りには、「RYUSEI HANAE」と、名前が刻まれていた。
二人で上にかざしてみる。
二つの指輪は、綺麗に光輝いていた。

前までの自分には考えられなかった。
だけど、あの日あたしが駅にいなかったら、きっと流星に出逢っていなかったのかな。
ありがとう、流星。
こんなあたしを見つけてくれて。
好きになってくれて。

流星から最高のクリスマスプレゼントも貰ったことだし、あたしも流星にプレゼント渡さなきゃ。
「流星、あたしからもプレゼントあるんだ」
「え?マジ?」

流星は、目を大きくして驚いている。
「はい、これ・・」
あたしは、綺麗にラッピングされた包装の紙を流星に渡した。
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