白い便箋を太陽に翳してみれば・・
６　違和感。そして・・
今年もまた新しい年になって、もうすぐで寒い季節も終わりをになって迎えようとしている。

そして、いよいよ春だ。
寒かった外も、少しずつ暖かくなろうとしている。

今日も一日学校が終わって、今は電車の中。
いつもより人が少なくてゆっくりできた。
最寄りの駅に着いた時、懐かしい顔が見えてきた。
それは、有理達。


最近のあたしは、一週間に一回くらいしか駅に集まらなくなった。
その分、学校帰りは流星と会うようになっていた。
お酒とタバコにも手を出さなくなって、あたしは昔の自分を取り戻したんだ。

そんなあたしに気付いた有理が、
「あ！花恵じゃん久しぶり！」
笑顔であたしに駆け寄ってくる。
「有理久しぶり！」
「花恵来なくて寂しかったぁ～」
「ごめんね」
「まぁ、今日会えたからいいよ！」

すると、遠くからバイク音が聞こえてきた。
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