白い便箋を太陽に翳してみれば・・
こんなの初めてだったから・・。
あたしが不安になりすぎてるだけ?
だけど、過去の出来事があたしの頭をよぎって、不安だった。

「何か悩んでたらいいなさいよ?」
「うん。ありがとう」
あたしは、お母さんに小さく頷いてから、自分の部屋に戻った。

ベッドに横になろうとした時、新着メッセージが届いていた。
あたしは、急いで携帯を見てみる。
それは流星からだった。

「ごめん花恵。メール返せなくて・・」
あたしは、それから流星に返信をした。
「ううん。全然大丈夫だよ!」
今度は、流星からもすぐに返信がきた。

「マジでごめんな。またすぐ会おうな」
「うん!そうだね!」

これで流星とのメールも終わってしまった。
それにしても流星・・なんか返信が冷たかった気がしたのは、あたしの気のせい?
でも、とりあえず流星からメールが返ってきて安心した。


だけど・・

この時のあたしはあまかったんだ。
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