永遠の愛を君に…
「須原くん。
今はそう言ってくれるけど、須原くんは、
これから就職していろんな人に出会って、
価値感だってどんどん変わってくのよ。
私はもう二十五だし、次に付き合う人は、
どうしても結婚を意識しちゃうの。
だから、ごめん 」
桃香さんはそう言って、頭を下げた。
「なんで?
俺は確かに、まだ就職もしてないし、
桃香さんから見たら、まだまだ子供かも
しれない。
でも、俺は真剣に桃香さんを好きだし、
できれば何年か後には、桃香さんと結婚
したいと思う。
それじゃ、ダメなの?
桃香さん、さっきから条件でしか物を
言ってないよね?
桃香さんの気持ちは?
俺のこと、嫌い?」
嫌いなわけないよな?
嫌いなら、こんなに頻繁にうちに遊びになんて来ない。
嫌われてはいない。それだけは自信があった。
俺は、隣に座る桃香さんの肩を抱き、そのままソファに押し倒した。
「須原くん!?」
突然ソファで仰向けにされ、下から俺を見上げる桃香さんは、困った顔をしている。
「桃香さん、本当に嫌なら、今すぐに
逃げて。
逃げないと、俺、桃香さんも同じ気持ち
だと勘違いしちゃうよ」
桃香さんは、俺を直視できず、視線を彷徨わせながらも、逃げようとはしなかった。
俺は、そのままそっと唇を重ねた。
桃香さんの唇は、さっきまで冷たいワインを飲んでたからなのか、少し冷たくて、でも柔らかくて、ほんのりワインの香りがした。
今はそう言ってくれるけど、須原くんは、
これから就職していろんな人に出会って、
価値感だってどんどん変わってくのよ。
私はもう二十五だし、次に付き合う人は、
どうしても結婚を意識しちゃうの。
だから、ごめん 」
桃香さんはそう言って、頭を下げた。
「なんで?
俺は確かに、まだ就職もしてないし、
桃香さんから見たら、まだまだ子供かも
しれない。
でも、俺は真剣に桃香さんを好きだし、
できれば何年か後には、桃香さんと結婚
したいと思う。
それじゃ、ダメなの?
桃香さん、さっきから条件でしか物を
言ってないよね?
桃香さんの気持ちは?
俺のこと、嫌い?」
嫌いなわけないよな?
嫌いなら、こんなに頻繁にうちに遊びになんて来ない。
嫌われてはいない。それだけは自信があった。
俺は、隣に座る桃香さんの肩を抱き、そのままソファに押し倒した。
「須原くん!?」
突然ソファで仰向けにされ、下から俺を見上げる桃香さんは、困った顔をしている。
「桃香さん、本当に嫌なら、今すぐに
逃げて。
逃げないと、俺、桃香さんも同じ気持ち
だと勘違いしちゃうよ」
桃香さんは、俺を直視できず、視線を彷徨わせながらも、逃げようとはしなかった。
俺は、そのままそっと唇を重ねた。
桃香さんの唇は、さっきまで冷たいワインを飲んでたからなのか、少し冷たくて、でも柔らかくて、ほんのりワインの香りがした。