副社長の初めての相手は誰?
しばらくして。
朝、優輝に挨拶をした女子社員が資料をもって廊下を歩いている。
すると…
シュッと何かが飛んできた。
驚いた女子社員は足を止めた。
するとシュッとまた何か飛んできた。
「キャッ…」
怖くて目をつむった女子社員。
すると…
「うっ…」
背中に激痛を感じて振り向くと…
そこには怖い笑みを浮かべた春美が居た。
激痛にうめき声をあげて、女子社員はその場に倒れた。
女子社員の背中にはナイフが刺さっている。
「気安く優輝さんに、喋りかけないで。あんた、ストーカー? 」
女子社員の背中に刺さったナイフを引き抜いて、春美はまたニヤリと笑った。
「死ねばいいのよ、あんたみたいなストーカーは」
そのまま春美は去って行った。
女子社員はポケットから携帯電話を取り出した。
その画面は…動画撮影ボタンが押してあった。
震える手で停止ボタンを押して、女子社員は電話をかけた。
「…もしもし…。は、春美が…やりました…。…は…い…」
そのまま女子社員はその場に倒れた。