副社長の初めての相手は誰?
午後。
優輝は一旦家に戻って、着替え済ませてから仕事に戻ってきた。
あの社内メールが流れてから、春美が来なくなり社員は安心している。
外は真夏の太陽がギラギラしている。
外回りから戻ってきた男性社員が、駅前を歩いて来る。
その社員は、以前、春美が女子社員のお弁当箱を触っていたのを目撃した男性社員である。
男性社員が歩いて来ると。
突然、後ろから何かを突きつけられゾクとして立ち止まった。
「このまま、着いて来てもらえるかしら? 」
男性社員は息を呑んだ。
男性社員の後ろには、サングラスで顔を隠した春美がいた。
背中にナイフを突き当てて、ニヤリと笑う春美は何かにとりつかれているような怖い目をしている。
春美に脅されながら、男性社員はビルの中へ連れて行かれた。
社内ビルではなく、フィットネスやレストランがある方の人気の少なくなったビルへ連れて来られた男性社員は、そのままトイレの中へと連れて行かれた。
男子トイレの個室に閉じ込められ、男性社員は恐怖で引きつった顔をしている。
「ねぇ、あんた。私があの女子社員のお弁当を触っていたって話したの? 」
「い、いや…見た様な気がして…」
ニヤリと笑って春美は男性社員の頬にナイフを擦りあてた。
「ふーん。まぁいいわ。ちょっとあんたに、協力してもらいたいだけなの」
「な、何をですか? 」
フフッと笑って、春美は男性社員の股間に触れた。