副社長の初めての相手は誰?

 その触り方に男性社員はゾクッとした。


「アンタに協力してもらいたいのは、精子を提供してほしいの」

「はぁ? どうゆう事ですか? 」

「決まっているじゃない。子供よ、あの人との子供が欲しいの」

「だ、だったら。俺じゃなくても」

「それがだめなのよ。あの人、ちっとも私の魅力が判らなくて。一度も抱いてくれないのよ、酷いでしょう? 」


 と、言葉と同時に春美は男性社員の首に腕を回した。


「どうしても子供が必要なの。だから、貴方の精子を提供してほしいのよ」

「そんな事…」

「できないなんて、言わせないわよ」


 ギュッと体を密着させると、春美は男性社員にキスをした。

 首を振って抵抗する男性社員をグッと押さえて、春美はそのまま男性社員のズボンに手をかけた。


 壁に押し付けられ、身動きが取れなくなった男性社員の手を取り、春美は自分の胸を触らせる…。


「ねぇ、触ってくれる? こんなにいい胸しているのに、あの人は一度も触ってくれないのよ。酷いでしょう? 」


 男性社員はすっかり固まってしまい、抵抗できなくなってしまった。

「あら、なぁに? もう感じているの? 私の魅力に、びっくりした? 」


 サッと、キャミソールを託し下げ、そのままスカートまで脱ぐと春美はそのまま男性社員に迫って行った。


「ねぇ…抱けるでしょう? 私の事」

 動かなくなった男性社員のシャツのボタンを外して、春美ははだけた胸に唇を這わせた。


「いいわね、若い人って…体も締まっていて…」

 
 ドサッと、男性社員はそのまま滑り落ちるようにそのまま崩れてきた。


「もう、早いんじゃない? まだいっちゃダメよ」

 と、春美は男性社員のズボンを降ろした。


「これからがいいんじゃないの。まだまだよ」


 と…
 
 春美がまた男性社員の股間に触れた時。


「ん? 」


 ぐったりしている男性社員の顔が目に入った。


 よく見ると、男性社員の唇は真っ青で血の気が引いていた。


「な、なに? 」


 驚く春美だが、よく見ると壁に血が付いていた。


「え? なんで? 」
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