男子高校生はシェアハウスまでして看病し合う。
赤城side



朝からフラフラする感覚。

完全に風邪にいたな…


高校に入学が決まってからすぐに決まったのはシェアハウス。

俺含め6人がこの家には住んでいる。


小学校からの仲なだけあって最近は隠すのも難しくなってきたわけなんだが


「隠すしかないよな…」


実は今日学校で実力確認テストという大事なテストが控えている。


夜遅くまで勉強したが…

そのせいで体調を崩したなんて…最悪だな…



ベッドからのそのそ起き上がって

ノロノロ制服に着替える。


ピシッと着こなしたら顔を1回ペチっと叩いて気合を入れた。


部屋を出たら元気な赤城でいなくてはいけないから。




───────────────────:


立花side


朝は共同スペースで朝ごはんを食べる。

今日は俺が当番だったから朝早めに起きて朝ごはんを作った。

ガチャ

「おはよ」

「お!おはよ!」

1番は赤城か

いつも偉いよな早く起きてて

ササッと白ご飯を盛り付け、赤城の席に配膳した。


礼儀正しい赤城は「いただきます」って毎回言ってきちんと三角食べして残さず食べる


はずなんだけど


今日はなんだかちょびちょび食べてる。


「赤城?体調悪い?」

「…ん?いや、悪くないぞ」


えーほんとかなぁ

いっつも隠すし…


今日は要注意だな

加東に言っとかないとかな



そんなこんなで全員が食べ終え家を出る時間になった。


寝坊して慌ててた那波も間に合った。


みんなが家を出発して最後尾に俺と加東で歩き出す。


「加東。」

「なんだ?」

「赤城の事なんだけど、多分体調悪いから見といてやって」

「赤城…分かった。」

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