愛に飢えた孤独な少女は極上の愛と幸せを手に入れた。
亜蓮side
バタンッ
柚が屋上から出ていった。
はぁ…柚が嫌がることばっかりやって…帰ってから甘やかそうと思ったけど…しばらく甘やかした方がいいかな。
いや〜、あの時の柚は可愛いんだよな〜…じゃなくて、どーしようか…
俊「…どうしたんだ?」
え?何、お前らまじで固まってんだけど、断られないと思ったの?
呼び捨ても拒否されてんだから予想しようよ。
大和「お前ら、何驚いてるん?」
匠海「…なんで…」
綾人「なんでですか…?わからないならお答えしますけど、柚香の立場を考えてくださいよ。」
柚の立場…か。
完全に柚の身になれば絶対あいつらでも拒否するはずだ。
だか今綾人が言った柚の立場は、妹が姫になって急に危険だと言われた時の…立場だな。