半径1kmの恋物語


外の冷たい空気は鼻をツンと刺すような気がした。

加奈子は自ら5年の付き合いに終止符を打った。

後ろから亮輔が追ってくる気配もない。

それまでの関係だったのだ。


ちょっと寂しかったけど、今までのモヤモヤした空気は晴れていて清々しかった。


fin.
< 6 / 15 >

この作品をシェア

pagetop