かわいいふたりの暴き合い
悩み事と悩みメモ
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私は昔から本が好きだった。
可愛い世界が広がる絵本。母が毎晩私に読み聞かせてくれた色鮮やかで優しい世界が何よりも好きだった。
小学生になると私は小説に出会った。文だけで構成される世界は、読んでいる人独自の解釈を生み出してくれる。
次々と頭に浮かんでくる世界は私を簡単に本の海へと落としたのだ。
小説を読んでいく人生の過程の中で漫画に出会い、白黒平面世界の魅力を知った。
白黒の世界には何故か自分だけの色が見えて、まるでそんな世界が現実にあるような錯覚を私にもたらす。
複雑に作り込まれた物語は絵の隠された伏線を探すというのも漫画の醍醐味だと思う。
現在高校二年生でも私の本好き、いや物語好きは変わっていない。
とまぁ私がいかに物語が好きなのか語ったのはいいが肝心なことには何も触れていない。
その"肝心なこと"というのが問題で私は今、とても困っている。
「もー!また元彼からだし…ほんと面倒臭いなぁ」
「そんなに面倒臭いなら連絡しなきゃいいのに」
「今彼とはなんか今、嫌な雰囲気なのよ」
「だからなに?」
「別れたら一人になっちゃうでしょ、その時に元彼キープしてたらより戻せるじゃん」
「陽茹さいてー」
「最低なんかじゃねーし。彩花もそう思うでしょ?」
「ははっ…私はまだ彼氏いたことないから分かんないや」
そう、現在の恋愛は物語の中にある恋愛よりも複雑で分かりにくくて
何よりも難しいこと
それが私の頭を悩ませる種だ。
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私は昔から本が好きだった。
可愛い世界が広がる絵本。母が毎晩私に読み聞かせてくれた色鮮やかで優しい世界が何よりも好きだった。
小学生になると私は小説に出会った。文だけで構成される世界は、読んでいる人独自の解釈を生み出してくれる。
次々と頭に浮かんでくる世界は私を簡単に本の海へと落としたのだ。
小説を読んでいく人生の過程の中で漫画に出会い、白黒平面世界の魅力を知った。
白黒の世界には何故か自分だけの色が見えて、まるでそんな世界が現実にあるような錯覚を私にもたらす。
複雑に作り込まれた物語は絵の隠された伏線を探すというのも漫画の醍醐味だと思う。
現在高校二年生でも私の本好き、いや物語好きは変わっていない。
とまぁ私がいかに物語が好きなのか語ったのはいいが肝心なことには何も触れていない。
その"肝心なこと"というのが問題で私は今、とても困っている。
「もー!また元彼からだし…ほんと面倒臭いなぁ」
「そんなに面倒臭いなら連絡しなきゃいいのに」
「今彼とはなんか今、嫌な雰囲気なのよ」
「だからなに?」
「別れたら一人になっちゃうでしょ、その時に元彼キープしてたらより戻せるじゃん」
「陽茹さいてー」
「最低なんかじゃねーし。彩花もそう思うでしょ?」
「ははっ…私はまだ彼氏いたことないから分かんないや」
そう、現在の恋愛は物語の中にある恋愛よりも複雑で分かりにくくて
何よりも難しいこと
それが私の頭を悩ませる種だ。
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