胃酸
10分ほど歩いたところでしょうか、
木々がその場所を避けて生えているような、
そんな開けた場所につきました。
そこには雨であるというのに暖かい何かと、
とても悲しい何かがおり、
私は彼らと長時間他愛もない話をしておりました。
話疲れてきた頃どちらかが私にこう言いました。
「僕達から言っておいてあげるよ。」
私はどういう意味かも分からずに
「ありがとう!」
と元気よく返しました。
それと同時に目の前はまばゆい閃光に包まれ気がつくと自分の家に戻っておりました。
時刻は何故かまだ朝4時であります。
しかしながらそのときはなんの疑問も持たず、
ただ眠りにつきました。
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