愛すべき彼女達 ~十人十色~
えっ!?

………………恋??

私が柊斗の事を好き?!

ナイナイナイナイ。

あの無愛想で不機嫌な柊斗だよ!!

真ん丸目の私に

「ホントに好きだって、分からない?」って………。

……………………私って………柊斗のことが…………

好きなの??

ええっ!!!!




それからは、プリントを渡す時も

一緒に当番をする時も………

ドキドキして顔を見ることも、話すことも出来なくなった。

元々話さない柊斗には、不審に思われてないみたいだけど。

ただ…………もらった飴は。

大切過ぎて…………私の机の上で貯まっていっている。

食べることが勿体なくなっちゃった。
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