愛すべき彼女達 ~十人十色~
コトンと
いつもと変わらないコーヒーの香りを届けて。
カウンター越しに、聞く体制を見せてくれる。
特別な言葉はないのに………温かい。
「今日はね!
エッチな本が、子供の遊んでる所に投げ込まれたんだよ!!
考えられないでしょう!」
プリプリ怒る私に
「………………で?
捕まったのか??」って。
そう、そこが問題なんだよね。
大人がいない所を狙ったみたいで………
子供たちは直ぐに教えてくれなかったから、逃げられちゃったんだ。
園庭の端の方だったから………。
その後直ぐに、追いかけたんだけど
投げ込んだら直ぐ逃げるつもりだったみたいで
逃げ足も早くて、後ろ姿すら見えなかった。
「まさか、咲が追いかけてないよな?」
「そう、私がバス当番じゃなかったら追いかけたんだけど……
ちょうど居なかったんだよね。」
残念だと呟く私に
「アホか!!」
物凄く怖い顔で、怒鳴られた。
キョトンとする私に
「エッチな本って………
変質者だろうが!!
女のお前が行ってどうする!
襲って下さいって言うようなものだぞ。」と
あれっ??
心配されてる??
……………………………………………うぅ…………………ック。
急に涙が溢れ始めた。
いつもと変わらないコーヒーの香りを届けて。
カウンター越しに、聞く体制を見せてくれる。
特別な言葉はないのに………温かい。
「今日はね!
エッチな本が、子供の遊んでる所に投げ込まれたんだよ!!
考えられないでしょう!」
プリプリ怒る私に
「………………で?
捕まったのか??」って。
そう、そこが問題なんだよね。
大人がいない所を狙ったみたいで………
子供たちは直ぐに教えてくれなかったから、逃げられちゃったんだ。
園庭の端の方だったから………。
その後直ぐに、追いかけたんだけど
投げ込んだら直ぐ逃げるつもりだったみたいで
逃げ足も早くて、後ろ姿すら見えなかった。
「まさか、咲が追いかけてないよな?」
「そう、私がバス当番じゃなかったら追いかけたんだけど……
ちょうど居なかったんだよね。」
残念だと呟く私に
「アホか!!」
物凄く怖い顔で、怒鳴られた。
キョトンとする私に
「エッチな本って………
変質者だろうが!!
女のお前が行ってどうする!
襲って下さいって言うようなものだぞ。」と
あれっ??
心配されてる??
……………………………………………うぅ…………………ック。
急に涙が溢れ始めた。