愛すべき彼女達 ~十人十色~
一人感傷に浸っていたら、ドアのベルが…………。

「たぶん咲だよ!」

「嫌、尋ちゃんかも。
俺が連絡したから。」

彩ちゃんと先生………二人とも大正解。

ただし、それ以外にもコウ君や彰人さんに寧々ちゃん。

春人さんに圭哉さんに和也さん。

洋介さんは、お店のパンをお土産にやって来た。

「ウワァ!勢揃い。」

梓ちゃんの帰省に、我が家はパンク寸前。

それでも、このパンクは……幸せがいっぱいだからだもんね。

「これで、我が家に子供が出来たら全員パパママになるな。」

先生の言葉に………全員が私に注目する。

「……………………………うん、3ヶ月だって…………。
もう少し安定してから知らせるつもりだったんだけど………。」

「「「「「「「「「「えっ!!!!」」」」」」」」」」

そう。

私もいよいよママになるの。

それで朝が起きれない??んだ。

まぁ、赤ちゃんができる前から寝坊してたんだけどね。

「とうとう唯ちゃんに、手を出したの!!」

「ショック!!」

「あれほど、清く正しく育ててたのに~」

「まぁ、でもめでたいことだから………良いかぁ。
今度は、ジュニアを愛でよう!」

言いたい放題の四人に、苦笑いの先生。

「後は………先生って呼び方を止めてくれるのが
生まれるまでの目標なんだぁ。
この調子だと、『悠君』を飛ばして『パパ』になりそうで………。
甘い新婚生活は………まぁあるけどね!」

先生のノロケに、容赦ないメンバー。

………………ホントに平和だなぁ。

この子も、この沢山の笑いの中で幸せに育つんだろうな。

早く出ておいで。

この中は、暖かくて優しい居場所だよ。
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