溺愛ホリック
芹のお肉一切れあげる!!



アーンしたら食べてくれて、雰囲気は甘い感じ。



芹は暁だけだよ!



「芹雑誌に載ったら買ってよね!」

「はいはい」

「むふっ!」

「早く食べろ」

「はーい」



お腹いっぱい食べて、希望も膨らんで。



やるなら、芹ちゃんはトップを目指しますよ!



なーんて、初めて抱いた夢は超ビッグ。



安心して社長〜、芹が雑誌を有名にしてあげる〜!



「てか芹わかってんの?」

「ふぁい?」

「モデルするってことは、俺と会える時間減るってこと」

「あ゛っ!」

「ま、いいけど」

「っ、よくないっ!」

「俺は会いに行けねぇよ?」

「夏休みとかおっきな休みは会うもん·····」

「それ覚えていられる?」

「当たり前じゃん!」

「じゃあこれ。俺のって印ずっとつけてて」



そう言って立ち上がった暁は、あたしの後ろに回り·····。



もらった贈り物は、首元にキラッと光るネックレスだった·····。

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