溺愛ホリック
芹のことになると余裕皆無になって。



本能のままになってしまう·····。



クリスマスくらい、抑えなくてもいいよな?



「ちょっと1回待って!」

「は?ここで止めるとかねぇわ」

「自分の気持ちだけで進めんな」

「芹はこのまま流れに身を任せればいんだよ」

「暁に優しさはないわけ!?」

「萎れる前にやんだよ!」

「ばっかじゃないの!?下半身やろう!」



その後は言うまでもなくブッチ切れ。



やるどころか、クリスマスに大喧嘩。



萎えまくりの俺は、芹なんかお構いなしにシャワー室へ。



熱い湯をかぶって心から反省してた·····。



やべぇよな·····。



気持ちばっか高ぶって、芹の言う通り優しさなんか微塵もなかった·····。



俺と違ってその辺純情な芹に最低なことした·····。



さぞご立腹であろう芹様の機嫌をどうとろうか。



そればかり考えながらシャワーを浴びた。

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