溺愛ホリック
緊張してる柚子だけど、両親はすぐに柚子を気に入ってくれたし、柚子も自然と笑顔になってた。



胸をなで下ろしくつろぎタイムの俺。



昔のアルバムを広げて見ていたなんて知らなかった·····。



「こっちが豹で、こっちが虎」

「かわいい豹くん·····」

「昔は背が小さかったからよく女の子と間違えられてたのよ」

「外国人みたい·····」

「クォーターなのよ。色素が薄いのは私譲りね」

「お人形さん·····」



俺の幼少期の写真もらうな·····。



喜んでる柚子が可愛いから何も言えねぇけど·····。



お守りにするってそんなご利益ねぇよ?



「辛い時この写真見て癒されるの」

「本物がいんじゃん」

「え?」

「辛い時、俺が癒してやるから」

「豹くんおっきいんだもん·····」



小さい豹くんがいいって·····。



なんで俺は幼少期の自分に嫉妬しなきゃなんねぇの·····?



もっと俺のこと求めてくれるように日々精進·····。



いつまでも俺は柚子に夢中!

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