溺愛ホリック

潤美×千賀

《潤美》



高校生になったら、誰もが恋愛に憧れを抱くもの。



私も人並みに誰かを好きになって、付き合ってって想像をしていた矢先。



桜舞う春の日。



出会ってしまった·····。



超絶イケメン男子·····。



ネクタイの色からしてこの人たぶん先輩·····。



「ねぇ、君カワイイね」

「へっ」

「髪の毛に花びらくっついちゃってる」

「!?」

「うん、取れた。·····顔真っ赤だよ、熱ある?」



保健室行く?って、イケメンな先輩の端正な口元が動いてる·····。



私ったらどこ見てるの·····。



これは完全に一目惚れ。



恥ずかしさのあまりこの後会釈してすぐにその場を去ってしまった。



春の陽気のように温かくて優しい先輩。



名前も知らない先輩に恋をしました。

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