溺愛ホリック
ウミちゃんのことになると勝手に体が動くし、よくわかんないこと口走るし·····。



「は〜·····」

「せ、先輩?」

「取られると思った·····」

「っ!?」



ほらまた口が勝手に動く〜·····。



正直なところ、内心焦りまくってた。



僕以外の男見ないでって思った。



何この気持ち〜·····。



ウミちゃんを抱きしめるとホッとする·····。



落ち着くし、いい香りするし·····。



まさか·····僕、ウミちゃんのこと?



「先輩·····」

「なぁに?」

「好きって、伝えてもいいですか?」

「あはは!それ、もう言っちゃってるよ?」

「あ、そっか·····」

「ウミちゃん。その気持ち変わらないでいてね」



なぜか手放したくないって思っちゃったんだから、仕方ないよね。



こんな僕でも1人の女の子だけ見れる日が来るなんて·····。



安心してね。



もう僕は、君の虜みたいだから。


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