溺愛ホリック
下にはおばさんいるし。



襲う前にお暇しねぇと·····。



なのに、芹が腕をつかんできて俺の決心横揺らぎ。



とりあえず頭を撫でていつも通りに扱う。



「手、離して」

「やだ·····暁行っちゃう·····」

「また明日会えるだろ」

「今日は離れたくない気分·····」



寝ぼけてそれ言ってたら芹でも許さねぇよ?



我慢なんかきくわけなくて。



芹に馬乗りして唇を重ねた。



「あんまそういうこと言うな」

「素直な芹ちゃん可愛いでしょ?」

「可愛すぎるからやめろって言ってんの」

「可愛いって思われたいからやめなーい」

「お前なんなの·····俺をどうしたいわけ?」

「芹のことで頭いっぱいにしてあげたい」



そんなことしなくても常に脳内芹だって·····。



可愛すぎるこの生き物と大学に向けた勉強。



あと半年、このジレンマを抱えて頑張っていきます·····。

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