溺愛ホリック
ウミちゃんの作ったご飯を、ウミちゃんと囲んで食べたい。



これって、もうずっと一緒にいたいってことだよね?



女の子に対して、初めてこんなこと思った。



相当好きなんだな~って実感·····。



「答えって·····今言わなきゃいけないですか?」

「ううん」

「えっ?」

「ふと思っただけだから別に無理に答えなくてもいいよ」



今すぐになんて、当然できないからね。



ウミちゃんは僕と違って大学に行くだろうし。



そうなったら、結婚なんて先の先。



焦ってるとかそんなこと全然ないんだけど·····。



ウミちゃんとの未来が容易に浮かんできたから。



ちょっと、口に出してみたくなっちゃったんだ。



「さぁて、お昼寝」

「わっ!」

「膝貸してね~」

「はい·····」

「うん、すぐ寝れそう」



ウミちゃんが戻る時に起こしてね、と告げて目を閉じる。

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