溺愛ホリック
就職先は無事に決まり、春からショップの販売員になる僕。



話すこと好きだし、販売職が合ってるかな~って個人的見解で決定。



なぜかウミちゃんは不満げな感じだけど·····。



「女の子、たくさん来ますね·····」

「お店的にはラッキーだよ?」

「口説かれても、着いていかないでくださいね?」

「わかってますよ」

「絶対モテモテです·····」

「ネームに、僕はウミちゃんのものです、って書いとく?」

「それは恥ずかしいので遠慮します·····!」



え、けっこういい案だと思ったんだけど。



ま、僕はお金をもらうために、せっせと働きますよ。



ウミちゃんとの将来のために、貯金することが今の夢。



出かけたり、ちょっとした旅行に行ったりしたい。



ウミちゃんが卒業したら同棲もしたい·····なんて。



「早く卒業してね」

「え、どうしてですか?」

「んー、ナイショ」



部屋探ししないと!



なんて、1人だけワクワクしてるのは、もちろんウミちゃんには秘密。

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