先生は溺愛ダンナさま
「ええっ、でも」


私のキラキラ王子様の彼が、こんなエッチな雑誌に触れるなんて、ちょっとやだな。


だけど、コンビニのレジを見れば、若い男性店員だったから、こんな雑誌を買いに行くのは恥ずかしすぎる。


「大丈夫だから、貸して」


クスッと愛おしそうに私を見て笑う彼。


「うっ、でもあんまり雑誌を見ないでね」


だって、私以外の他の女の子の水着姿なんて理人さんの目に触れさせたくないんだもん。


「はいはい」


ニッコリ笑って雑誌を受け取ると新聞とタバコも一緒にレジにお会計しに行ってくれた。


「買ってきたよ、すみれ」


「ごめんなさい、ごめんなさい」


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