悔しいけど好き

「そ…!そんなことするわけないじゃないですかっ!!ちゃんと仕事とプライベートは分けてます!ってか、余計なお世話ですよ!二人とも!」

まさかそんなこと思って聞き耳立ててたなんて恥ずかしくて穴があったら逃げ込みたい!
顔が熱くなりながら二人に猛抗議した。
鷹臣は何も言わずに笑いを堪えてるし一人で取り繕ってるみたいで余計に恥ずかしい!

「ごっごめんね凪ちゃん!二人を止めたんだけどいつの間にか私も一緒になってしまって…」

「美玖さんまでひどい…」

「ほんとごめんなさい~!」

膨れて美玖さんをじっとり見ると困った顔をしてしきりに謝ってる。
そんな私達の間に正木部長が割り込んだ。

「羽柴そんなに怒るな、俺達が気を回しすぎたんだ悪かったよ。社としては恋愛禁止ではないからプライベートと仕事を分けてくれるならそれでいいんだ。仕事のことでバトルするなら大いにするといい」

ほら、山本も謝れと腕を引っ張られ山本さんも頭をかきかき謝った。

「すまん。羨ましすぎて…俺も社内恋愛してえ…」

「それ、全然反省してないですよね?」

ジト目で見れば、いや反省してるから!と山本さんは大慌て。

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