悔しいけど好き
「えと…私と鷹臣がいちゃついてて迷惑だとある方に言われまして…目に余るようならあまり関わらないようにしますが…」
仕事上関わらないわけにはいかないけど荒川さんだけでなく反感を持ってる人も居るかもしれない。鷹臣はモテ男だし他にも好きだという人も居るかもしれないし、単に社内恋愛に否定的な人も居るかもしれない。
私たちの事が広まってるなら何か対策取らないと課の皆にも迷惑かけてしまう。
それが一番嫌だ。
「ふっ…お前たちがいちゃついてる?どこがだよ?プライベートはおくびにも出さずに衝突しまくってるくせに。逆にほんとに付き合ってるのかと疑問に思うぞ?」
「え?そうですか?」
驚いて正木部長を見上げるとクツクツとおかしそうに笑ってる。
「お前たちが仕事は仕事として割り切ってやってるってことは周りにいる俺たちが知っている。単なる噂なら放っとけばいい。文句言う奴がいれば俺が出て行ってやる」
「え?部長が?なんでそこまで…」
「そりゃ、お前たちをくっ付けたいと思っていた奴らの仲間だからな?お前たちはいい仕事してくれてるしプライベートも充実してるならそれが一番いい。気にすんな」
私の頭に手を置き、二カッと笑う正木部長の笑顔に惚れ惚れしながら、なんだか嬉し恥ずかしの心境に照れてしまう。
そう言えばこの営業課は私達をくっ付けようと囃し立ててた人ばかりだった。
仕事上関わらないわけにはいかないけど荒川さんだけでなく反感を持ってる人も居るかもしれない。鷹臣はモテ男だし他にも好きだという人も居るかもしれないし、単に社内恋愛に否定的な人も居るかもしれない。
私たちの事が広まってるなら何か対策取らないと課の皆にも迷惑かけてしまう。
それが一番嫌だ。
「ふっ…お前たちがいちゃついてる?どこがだよ?プライベートはおくびにも出さずに衝突しまくってるくせに。逆にほんとに付き合ってるのかと疑問に思うぞ?」
「え?そうですか?」
驚いて正木部長を見上げるとクツクツとおかしそうに笑ってる。
「お前たちが仕事は仕事として割り切ってやってるってことは周りにいる俺たちが知っている。単なる噂なら放っとけばいい。文句言う奴がいれば俺が出て行ってやる」
「え?部長が?なんでそこまで…」
「そりゃ、お前たちをくっ付けたいと思っていた奴らの仲間だからな?お前たちはいい仕事してくれてるしプライベートも充実してるならそれが一番いい。気にすんな」
私の頭に手を置き、二カッと笑う正木部長の笑顔に惚れ惚れしながら、なんだか嬉し恥ずかしの心境に照れてしまう。
そう言えばこの営業課は私達をくっ付けようと囃し立ててた人ばかりだった。