悔しいけど好き
小さな声でぼそぼそいう鷹臣の声は他の3人には聞こえないようで私一人がギョッとする。
小声で鷹臣を窘めた。
「何言ってんのよ、こんなかわいいのに」
「奴の子だと思うとムカつく。これがもしお前と奴の子だったかもと思うと余計に。もちろんこの子に罪はないが…」
「ばかね、そんなことある訳ないでしょ?」
何を想像してんだか、何の罪もない美波ちゃんが可哀そうだ。
まだまだ周くんに対する嫉妬心があるのかと呆れてしまう。
「ねえ、もしこの子が鷹臣と私の子だったら?」
「え…?そりゃもちろん、世界一可愛いに決まってる」
目をまん丸くして私を見る鷹臣はもう一度美波ちゃんを見た。
「そうか、俺と凪の子か…欲しくなったな」
キラリンと目を輝かせ流し目を私に送ってきた。
おっと、変なスイッチ入れてしまったかも?
結婚もしてないのに子供の話をするのは早かったかなと苦笑いをするも美波ちゃんがふっと笑った気がして目が釘付けになった。
「いっ!今笑った!」
「え?」
鷹臣も美波ちゃんを見たけどクリっとした目が鷹臣を見つめてるだけ。
見逃したかと落胆してるとまた美波ちゃんはにこ~っと笑ってくれた。
「ほらっ!笑った!」
「あ…ああ、かわいいな」
鷹臣も天使の微笑みにほだされて口元が緩む。
もっと笑顔が見たいと二人で美波ちゃんを覗き込んだ。
躍起になって笑顔を引き出そうとしてるのを周くん達3人は微笑ましく見ていた。
小声で鷹臣を窘めた。
「何言ってんのよ、こんなかわいいのに」
「奴の子だと思うとムカつく。これがもしお前と奴の子だったかもと思うと余計に。もちろんこの子に罪はないが…」
「ばかね、そんなことある訳ないでしょ?」
何を想像してんだか、何の罪もない美波ちゃんが可哀そうだ。
まだまだ周くんに対する嫉妬心があるのかと呆れてしまう。
「ねえ、もしこの子が鷹臣と私の子だったら?」
「え…?そりゃもちろん、世界一可愛いに決まってる」
目をまん丸くして私を見る鷹臣はもう一度美波ちゃんを見た。
「そうか、俺と凪の子か…欲しくなったな」
キラリンと目を輝かせ流し目を私に送ってきた。
おっと、変なスイッチ入れてしまったかも?
結婚もしてないのに子供の話をするのは早かったかなと苦笑いをするも美波ちゃんがふっと笑った気がして目が釘付けになった。
「いっ!今笑った!」
「え?」
鷹臣も美波ちゃんを見たけどクリっとした目が鷹臣を見つめてるだけ。
見逃したかと落胆してるとまた美波ちゃんはにこ~っと笑ってくれた。
「ほらっ!笑った!」
「あ…ああ、かわいいな」
鷹臣も天使の微笑みにほだされて口元が緩む。
もっと笑顔が見たいと二人で美波ちゃんを覗き込んだ。
躍起になって笑顔を引き出そうとしてるのを周くん達3人は微笑ましく見ていた。