悔しいけど好き
「何だったんだあれは…」
ぼーっと考えてる間に家に着き、さっき見たことを凪に話した。
すると凪は恥ずかしそうに話し出す。
「それ、私も明莉に聞いて初めて知ったんだけど…私たちが原因みたい」
「え?どういうこと?」
「私たちがあそこでキスしたこと嶋田さんが誰かに話したみたいなの。それでその…私たちが会社でも仲良くしてるのもあって、あそこでキスすると永遠の愛が訪れるとか結婚できるとか噂があっという間に広がったみたい」
「…ってことは、あそこにいた6人はみんなカップルで、あの資料室でキスする順番待ちしてたってことか?」
「そう、みたいだね…」
そら、驚いた!まさかそんな噂が立ってるとは!
俺たちは最近会社でも自然体で接するようになった。
それがかなり甘いとやっかみ半分であの二人や山本さんに抗議されるほど。
俺たちはそんなつもりないのだが周りからすると甘すぎるというのだ。
他の皆はいいんじゃないそれでと肯定的だから特に直す気もない。
因みにキスはあれ以来会社ではしていない。
というか、あんなに社内恋愛してるカップルいたのか?それにもビックリだ。
「あいつら、あそこに防犯カメラあるの知ってんのか?」
「さあ?気にしてないのかもね?」
二人目を合わせぷっと吹き出した。
管理会社で見てるだろうモニターに何組ものカップルがキスシーンを繰り広げてるなんて、見てる方もビックだろうな。
「何だか面白いことになってるな」
「うん、でもいいんじゃない?社内結婚大いに賛成」
「真面目ちゃんの凪にしては珍しいな?」
「だって実際結婚して良かったし…」
「凪…」
上目使いで俺を見つめる凪が可愛くてキスをした。
ちょっとのつもりがやめられなくて濃厚さが増していく。
「一緒だと仕事も頑張れるし、家に帰れば癒されるし、俺も賛成」
キスの合間にそう言えば凪は嬉しそうに微笑んだ。
ああ、幸せだ~。
はたしてあそこでキスをして何組が本当に永遠の愛を手に入れるのか?
甚だ疑問だが、一組だけは絶対に永遠の愛を手に入れたと断言できる。
それはもちろん俺たちだ。
「凪、愛してる」
「愛してる、鷹臣…」
俺たちの愛は永遠だ。
END
ぼーっと考えてる間に家に着き、さっき見たことを凪に話した。
すると凪は恥ずかしそうに話し出す。
「それ、私も明莉に聞いて初めて知ったんだけど…私たちが原因みたい」
「え?どういうこと?」
「私たちがあそこでキスしたこと嶋田さんが誰かに話したみたいなの。それでその…私たちが会社でも仲良くしてるのもあって、あそこでキスすると永遠の愛が訪れるとか結婚できるとか噂があっという間に広がったみたい」
「…ってことは、あそこにいた6人はみんなカップルで、あの資料室でキスする順番待ちしてたってことか?」
「そう、みたいだね…」
そら、驚いた!まさかそんな噂が立ってるとは!
俺たちは最近会社でも自然体で接するようになった。
それがかなり甘いとやっかみ半分であの二人や山本さんに抗議されるほど。
俺たちはそんなつもりないのだが周りからすると甘すぎるというのだ。
他の皆はいいんじゃないそれでと肯定的だから特に直す気もない。
因みにキスはあれ以来会社ではしていない。
というか、あんなに社内恋愛してるカップルいたのか?それにもビックリだ。
「あいつら、あそこに防犯カメラあるの知ってんのか?」
「さあ?気にしてないのかもね?」
二人目を合わせぷっと吹き出した。
管理会社で見てるだろうモニターに何組ものカップルがキスシーンを繰り広げてるなんて、見てる方もビックだろうな。
「何だか面白いことになってるな」
「うん、でもいいんじゃない?社内結婚大いに賛成」
「真面目ちゃんの凪にしては珍しいな?」
「だって実際結婚して良かったし…」
「凪…」
上目使いで俺を見つめる凪が可愛くてキスをした。
ちょっとのつもりがやめられなくて濃厚さが増していく。
「一緒だと仕事も頑張れるし、家に帰れば癒されるし、俺も賛成」
キスの合間にそう言えば凪は嬉しそうに微笑んだ。
ああ、幸せだ~。
はたしてあそこでキスをして何組が本当に永遠の愛を手に入れるのか?
甚だ疑問だが、一組だけは絶対に永遠の愛を手に入れたと断言できる。
それはもちろん俺たちだ。
「凪、愛してる」
「愛してる、鷹臣…」
俺たちの愛は永遠だ。
END